低コストで自社ECサイトをつくるなら!おすすめ一覧

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ネットでお店を開こうと決めたら、次はどのサービスを利用してお店を作るのか検討することになります。

誰でも一番お得で使い勝手のいいサービスを選びたいものですが、どのサービスにもメリットがあればデメリットもあるのです。

そこで、ネットショップの種類や各サービスの違いを解説した後に、月商や目的別のおすすめサービスをご紹介したいと思います。

知っておきたいネットショップの種類

そもそもインターネットでお店を作るには、大きく分けて下記の2つの方法があります。

  • ECモールに出店する
  • ネットショップ作成サービスを利用して立ち上げる

1つは、たくさんのお店が並ぶモール内の1店舗として出店する方法です。

2つ目は、モール内に出店するのではなく作成サービスを利用して自社のネットショップを立ち上げる方法です。

なお、ネットショップとECサイトはどう違うのか気になると思いますが、ネットショップとECサイトは同じ意味です。

厳密にはネットショップはECサイトの一形態なのですが、日常的には「ネットショップ=ECサイト」の意味で使われています。

また、Eコマースという言葉もありますが、Eコマースを短くした言葉がECなので、Eコマースもネットショップを意味する言葉として使われることが多いです。

オンラインショップとネットショップの違いは?

ECサイトとネットショップは同じ意味であるとお伝えしましたが、ネットショップを「オンラインショップ」ということもあるので、何か違うのか気になりますよね。

ですが、オンラインショップもネットショップも違いはありません。

名称は異なりますが、オンラインショップもネットショップと同じ意味です。

つまり「ECサイト=ネットショップ=オンラインショップ」ということになります。

ECモールと(独自)ネットショップの違いとは?両者を比較

ネットショップのタイプは、独自ネットショップ型(ショッピングカート)とECモール型の大きく2種類に分けられるとお伝えしました。
ではどのように違うのか、両者の主な特徴や違いは以下の表にまとめました。

構築方法 (独自)ネットショップ ECモール
初期費用 〇 (無料サービスが多数) △ (高め)
集客力 ×  (低い) 〇 (高い)
デザイン性 〇 (非常に高い) ×  (低い)
機能のカスタマイズ 〇 (カスタマイズしやすい) ×  (カスタマイズしにくい)
ブランディング 〇 (しやすい) △  (難しい)
決済方法の自由度 〇 (高い) △  (低い)
作成の難易度 △ (方法によっては難しい) 〇  (簡単)
利益率 〇 (高い) △  (低くなりやすい)
初回購入のハードル ×  (購入されにくい) 〇   (購入されやすい)

独自ネットショップ型とECモール型の大きな違いは、デザイン性やカスタマイズのしやすさ、集客力です。

独自ネットショップはデザイン性に富んだショップを作成できるので、自社のイメージを最大限に表現し、他にはない唯一無二のサイトを作ることができるでしょう。

一方ECモールは、デザイン面や機能面でのカスタマイズに制限がありますが、モール自体の知名度の高さから一定の集客を見込めるといったメリットがあります。
また、自社に運用するのに必要な機能があれば、どんどん追加することも可能です。

ECモールと独自ネットショップの特徴や違いについて、次の章で詳しく見ていきましょう。

ECモールの特徴

ECモールとは「Amazon」や「楽天市場」といったさまざまなお店が集まったオンライン上のショッピングモールのことです。

実店舗でも、郊外にある大きなショッピングモールに行くと、食品からアパレル、家電までさまざまなジャンルのショップが出店していますよね。ECモールとはそのオンラインショップバージョンです。

ECモールでは、日々多くのショップが出店するためマニュアルが完備されており、初心者でも出店しやすいといわれています。

ECモールのメリットとデメリット

ECモールのメリットはなんといっても集客力です。

みなさんもお休みの日に、「買うものは決まっていないけど、とりあえずショッピングモールへ出かけた」という経験があるのではないでしょうか。
「何かいいモノはないかな」という感覚ですね。インターネット上のモールでも同じことがいえます。

多くの人が「Amazon」や「楽天市場」などのサイトを開き、検索窓にざっくり商品カテゴリを打ち込んでみるのは、たくさんのお店が商品を出品していて「何かは引っかかるかもしれない」という期待感があるからです。

また、当日・翌日配送など、物流面で強みを発揮してくれるのもモール型です。利用者にも、その点を期待している方は多いでしょう。

一方のデメリットとして、検索結果に表示されるのは自店の商品だけではないので、熾烈な価格競争に巻き込まれることが挙げられます。

さらに、モール型は独自ネットショップに比べて費用が割高です。価格競争もあり、費用もそれなりにかかることから、中〜大規模事業者の方により向いているサービスといえそうです。

また、先ほどもお伝えしたようにデザインや機能面の自由度が低いので、ブランディングに力を入れたいショップオーナーさんは、物足りなさを感じる面もあるでしょう。

商品の再購入は機能面でのフォローがあるので期待できますが、ブランドのファンになってもらうという点でのリピートにはつなげにくい傾向です。

これからブランディングに力を入れていく小〜中規模事業者の方は、その点もよく検討しておく必要があるでしょう。

代表的なECモールサービス

先ほども例に出ましたが、ここではECモールで代表的な日本国内のサービスをご紹介します。
この記事を読んでいる方も一度はいずれかのECモールで購入されたことがあるのではないでしょうか。

Amazon

Amazonは、世界的に有名なショッピングモールです。
そのため、海外販売(越境EC)をすることで世界の顧客にもリーチできます。

1点からの販売ができる出品型モールで、小口出品(毎月49点未満販売)、大口出品(毎月49点以上販売)の2つのプランがあります。

また、小口出品、大口出品いずれもFBA(フルフィルメント by Amazon)を利用すれば、Amazonのセンターに商品を納品することで、受注から発送、返品対応までAmazonに代行してもらえるので、少人数でECサイトを運営する場合は便利でしょう。

ただし、Amazonは出品型となるため、購入者側からショップを認識されづらく、リピーター獲得が難しい面もあります。

楽天市場

楽天グループの運営するECモールである楽天市場は、定期的にさまざまなキャンペーンが実施されることから、年間の流通金額は国内最大規模となっています。

ページ制作段階からショップアドバイザーのサービスが利用できるほか、集客や販促などに関しては専任のECコンサルタントがつくため、ネットショップの開業が初めてでも安心して運営ができるでしょう。

ただし、月額出店料やシステム利用料のほか、楽天ペイ利用料やシステムサービス利用料(楽天ポイントなどのサービス利用料)なども発生し、コストが高くなる傾向にあります。

利用前に費用感を確認し、どれくらい利益が出そうかシミュレーションするのがおすすめです。

Yahoo!ショッピング

Yahoo!JAPANの運営するECモールYahoo!ショッピングは、各種Yahoo!JAPANのサービスのほか、連携するPayPayやLINEからも顧客を取り込みやすいのが特徴です。

ECモールにしては珍しく、初期費用や月額システム利用料が無料なので、「低コストでECモールへ出店したい」という人にはおすすめです。

ただし全く費用がかからないわけではなく、ポイントやキャンペーンの原資のほか、アフィリエイトの原資や手数料、決済サービス手数料などは必要になります。

代表的なECモール3社の出店費用比較

代表的なECモール3社の費用について、2つの表で確認していきましょう。

出店と運営に必須の費用

名称 出店と運営に必須の費用
Amazon ・月額出店料(大口出品):5,390円/月 ※毎月49点以上で大口
・基本成約料(小口出品):110円/商品 ※毎月48点以下で小口
・販売手数料:8〜45% ※商品カテゴリーによる
・最低販売手数料:0〜33円
※販売手数料と比較し、どちらか多い方を支払う
・カテゴリー別成約料:88〜154円 ※メディア商品のみ
・大量出品手数料:0.055円/1SKU毎 ※SKU数が200万点以上
・その他配送代行手数料、返金手数料 など
楽天市場 ・月額出店料:21,450〜110,000円/月 ※プランによる
・システム利用料:月間売上高の2〜7% ※プランによる
・楽天ペイ利用料:月間決済高の2.5〜3.5%
<システムサービス利用料>
・楽天ポイント:・会員が購入した代金の1%(通常)
・モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料:
月間売上高の0.1%
・楽天スーパーアフィリエイト:アフィリエイト経由の売上の2.6%〜
・R-Messe:月額費用3,300円〜(従量課金)
Yahoo!ショッピング ・ポイント原資負担:1〜15%(1%は必須)
・キャンペーン原資負担:1.5%は必須
・アフィリエイトパートナー報酬原資:1〜50%(1%は必須)
・アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬原資の30%
・決済手数料:3〜4.48% または 150〜300円/件

※表内価格はすべて公式サイトを参照し税込表記に統一(2021年4月1日時点)

月商100万円の費用概算(表内の注釈を参照)

名称 費用の目安
Amazon 309,752円/月
※試算条件
販売価格:3,000円(販売回数は小数点以下「切り捨て」で試算)
商品カテゴリ:服&ファッション小物
配送方法:フルフィルメント by Amazon
商品サイズと重量:標準サイズ区分1&1kg未満
※FBA在庫保管手数料は含まず
ーーーーーーーー
158,390円/月
※試算条件
販売価格:10,000円
商品カテゴリ:服&ファッション小物
配送方法:フルフィルメント by Amazon
商品サイズと重量:標準サイズ区分1&1kg未満
※FBA在庫保管手数料は含まず
楽天市場 169,510円/月
※試算条件
客単価:3,000円(10,000円でも結果は同じ)
商品ジャンル:ファッション
プラン:スタンダードプラン
Yahoo!ショッピング 55,637円/月
※試算条件
ストアポイント原資負担設定:1%
アフィリエイトパートナー報酬原資設定:1%
客単価、ジャンル共に変動なし

※試算額は各社公式サイトのシミュレーターを用いて算出
※表内価格はすべて公式サイトシミュレーターの結果を税込表記に統一(2023年7月28日時点)

強力な集客力を持つECモールですが、それだけに出店にも運営にもまとまった資金が必要です。

表に記載した内容以外にもオプション料金などがありますし、他店に遅れを取らないようにとポイント原資などの設定を上げれば、想定より費用がかかる場合もあります。

楽天市場ではプランの分岐点を月商140万円に置いているので、参入の目安にしたいですね。

すでに実店舗で実績や知名度がある場合などを除くと、初めてのネットショップ開業でECモールを選択するのはリスクをとった大きな挑戦となるかもしれません。

いずれは出店することも視野に入れながら、まずはECサイトで地力をつけるというのもおすすめです。

(独自)ネットショップの特徴

2つ目は、カラーミーショップなどのネットショップ作成サービスを利用してお店を開業する方法です。

ECモールのようにお店が集まるショッピングモール内に作るのではなく、ネット上に独立した一軒家の路面店を作るようなイメージといえます。

ECモールの場合、自社のショップのURLにサービス名(rakutenやamazonなど)が入ってしまいますが、独自ネットショップは自分のお店の名前だけにできる独自ドメインが可能です。

ネットショップのメリット

独自ネットショップのメリットはいくつかありますが、大きく分けると以下の3つです。

    • 表現の自由度が高い
    • 好きな機能を追加してカスタマイズできる
    • 運用コストを抑えられる

表現の自由度が高い

まず、表現の自由度が高い点はぜひ抑えておきたいポイントです。表現とは見た目のデザインやテキストの内容ですが、このデザインやテキストの雰囲気がとても重要なのです。

ECモールに商品を出品する際は、ある程度決まった体裁や書体を守る必要があります。
モール全体の統一感が損なわれると、ユーザーの利用体験の質が落ちてしまうからです。

その点、自社独自のネットショップは「自分のお店」なので、お店の見た目は商品に合わせて選べます。フレンドリーな文章で呼びかけたり、整然とビジュアルのみで訴求したりと、お客さまとの距離感も自由です。

例えば、商品のパッケージやラベルに力を入れてブランド化したいと思ったら、サイト全体と商品にも統一感があったほうが訴求力が上がります。さらに、ひと目で「そのブランドと、そのブランドを扱うお店であること」が分かるとお客さまは信頼できると感じ、購入体験の質が上がるでしょう。

一方、統一感を出すということは、他との「差別化」も行わないと効果が薄くなってしまいます。表現の自由がない状態で差別化はむずかしいですよね。

「商品とお店のイメージを合わせたい」「他のお店との違いを見せたい」と思ったら自社だけのネットショップを検討してみましょう。

好きな機能を追加してカスタマイズできる

独自のネットショップは「機能を追加して自分なりのカスタマイズができる」という点も、大きな魅力です。

運営するショップの形態によって必要な機能は異なるので、自店のスタイルや成長に合わせて、必要なものを必要なタイミングで取り入れていけるのは独自ネットショップの利点でしょう。

「実店舗と在庫の連携をしたいけど管理が煩雑すぎる」、「いろんな商品を扱うから配送の設定が1つだと不便」など、オーナーさんの抱える課題はそれぞれ。
自店に必要な機能を取り入れることで、効率的なネットショップ運営が可能になります。

例えば、食器洗い機がなくてもお皿は洗えますが、あると時短になるので多くの飲食店が取り入れていますね。ネットショップ運営もそれと同じです。

「なくてもいいかな」という機能はたくさんあると思いますが、お店が成長するとオーナーさんの管理業務も増えてくるはず。もちろん、その時になってから必要な機能があるサービスに引越しをすることもできます。

ただ、サービスごとに使い方が異なるので、慣れるまでの苦労を考えると「今はよく分からなくても、機能が多いサービスを選ぶ」というのも悪い考え方ではありません

運営コストを抑えられる

モール型は集客力がある分、利用料金や売れた時に支払う費用が割高です。独自ネットショップは料金の支払い方法に応じて下記の2タイプに大別されますが、いずれにしてもモール型に比べれば運用コストは控えめです。

    • 有料タイプ:月額費用が発生する代わりに、販売手数料は低め
    • 無料タイプ:月額費用は無料だが、商品を一つ販売する度に高めの手数料がかかる

これから開業するオーナーさんや、成長中のショップのオーナーさんにとって、導入費用やランニングコストが抑えられるのは大きなメリットといえるでしょう。

「お店を開いたら売れるかな?」という段階でも、売れるまでは費用が発生しない無料タイプを選べば心配は無用ですし、軌道に乗ってきたらランニングコストの安い有料タイプに切り替えるという方法も選べます。

ネットショップのデメリット

ネットショップにもデメリットはあります。モール型のメリットが集客力であることは前述のとおりですが、ネットショップのデメリットはこの集客の難しさです。

開業するだけでは集客は見込めないので、自分でお客さまを集める工夫をしなければなりません。

InstagramといったのSNSの運用や広告の出稿、SEO対策などを行い自店の知名度を上げていくことになりますが、ノウハウを調べて実践したり、効果が出なくてお根気強く続けたりといった、やる気と根気が必要になります。

ただ、お商売を始めようという方でやる気のない方はいないと思いますので、やり方についてはサポートのしっかりしているサービスを選べば問題ありません。

おすすめの無料ネットショップ開業サービス7選を比較紹介

続いて、無料のネットショップ開業サービスの中から、おすすめサービスを7つピックアップしています。表を見ながら確認していきましょう。

カラーミーショップ
(フリープラン)
BASE
(スタンダードプラン)
STORES
(フリープラン)
おちゃのこネット
(スタートアッププラン)
メルカリshops easy my shop
(無料版)
FC2ショッピングカート(無料プラン)
初期費用 0円 0円 0円 0円 0円 0円 0円
月額費用 0円 0円 0円 0円 0円 0円 0円
販売手数料 0円 0円 0円 0円 10% 0円 0円
決済手数料 6.6%+30円
※Amazon Payは6.5%+30円
3.6%+30円
※Amazon Payとpaypalは4.6%+40円
5.5% 6.6% 5.0%+40円 決済代行業者による
サービス利用料 3.0%
ディスク容量 200M 無制限 無制限 無制限 非公開 200M 300M
商品登録数 無制限 無制限 無制限 100点 非公開 無制限 無制限
登録画像数 〜4枚/1商品 〜20枚/1商品 〜15枚/1商品 〜50枚/1商品 〜10枚/1商品 〜50枚/1商品 〜10枚/1商品
デザインテンプレート数 85種類以上 85種類以上 40種類以上 30種類以上 カスタマイズ不可 40種類以上 非公開
機能数 200種類以上 70種類以上 40種類以上 非公開 非公開 非公開 40種類以上
独自ドメイン
電話サポート
メールサポート
運営会社 GMOペパボ株式会社 BASE株式会社 ヘイ株式会社 おちゃのこネット株式会社 株式会社メルカリ 株式会社システムリサーチ FC2,Inc
上場証券取引所 東証スタンダード上場 マザーズ 非上場 非上場 東証プライム上場 東証プライム上場 非上場(米国本社)

※表内価格はすべて公式サイト表記に準拠(2023年7月28日時点)

ではそれぞれのサービスについて、もう少し細かく説明していきます。

カラーミーショップ(フリープラン)

カラーミーショップは、東証スタンダード上場のGMOペパボ株式会社が運営する国内最大級のネットショップ開業サービスです。
プランが充実しており、初期費用・月額費用が無料のフリープランは固定費0円で開設できるので、スモールスタートに向いています。

フリープランから有料プランへの切り替えも可能なので、フリープランからスタートして事業が拡大したらプランを見直すことで、お店の成長に合わせて最適なコストで運営できるでしょう。

またネットショップでは運営者情報の開示が必須ですが、個人でフリープランを利用する場合のみ、自身の住所をネットショップ上で非公開設に定できるので(代わりに運営会社であるGMOペパボの住所を表示)、個人情報を公表したくない個人のネットショップオーナーの方におすすめです。

BASE

BASEは、CMでもおなじみの無料のネットショップ開業サービスの1つです。

操作がシンプルで初心者でもネットショップの開業がしやすいのが特徴で、開設までは30秒、販売までは30分という短時間で始められます。

なお、他の無料サービスと比べると、決済手数料に加えてサービス利用料が発生するので、トータルすると他社サービスよりもコストがかかることもあります。

STORES

STORESも知名度の高い無料のネットショップ開業サービスとして知られています。
特徴は、無料プランでも再入荷通知機能を利用できることや、売上を最短翌日(※通常時は最大2カ月)に振り込んでもらえるスピードキャッシュを利用できることなどです。

フリープランだとスピードキャッシュの利用に3.5%の手数料がかかりますが、すぐに売上を現金化できることから、キャッシュフロー(お金の入出金)の改善に役立ちます。

ただし無料プランではAmazon Payの利用ができない点に注意が必要です。

おちゃのこネット

おちゃのこネットは、シンプルな操作で初心者も利用しやすい無料ネットショップ開業サービスです。

スマートフォンのアプリから写真をアップロードできる機能や、オンラインの接客チャット(アイコンチャットの契約が必要)機能など、あると便利な機能がそろっているのが特徴です。

無料のスタートアッププランの場合、独自ドメインではなく共有ドメインになってしまうので、ブランディングをしたいショップは有料プランも検討しましょう。

メルカリshops

メルカリShopsは、フリマアプリで知られる「メルカリ」の中にネットショップを無料で作成できるサービスです。

メルカリとは異なり、出店者を個人ではなく事業者にも拡大したサービスで、値下げ交渉なしで一般的なネットショップのように商品を販売できます。
販売手数料は、決済手数料を含めて10%と、メルカリと同等の手数料が発生します。

無料で運営できますが、自社ショップのデザインなどはなくメルカリ内での出品になるため、ECモールに近いサービスでしょう。
集客力はありますが、ショップのオリジナリティを出すのはなかなか難しいといえます。

easy my shop

easy my shopは、東証プライム上場の株式会社システムリサーチが運営するネットショップ開業サービスです。

商品画像1枚当たりの容量制限はありますが、1商品あたり50枚以上の画像を登録できることから、多くの写真を掲載して運営したい場合に適しています。

なお、easy my shopの強みであるセット販売やオーダーメイド商品の対応は有料版のみとなります。

FC2ショッピングカート

ブログで知られるアメリカの企業FC2,Incが運営するネットショップ開業サービスのFC2ショッピングカートは、低コストでネットショップを持てるのが特徴です。

FC2ショッピングカートは決済方法が内製されておらず、複数の決済代行会社から自分で選択できるので、自社に合った決済方法を選択しやすいでしょう。

ダウンロード商品の販売に対応しているのもポイントです。ただし、無料版は利用できる機能の範囲が狭いため、事前に利用できる機能を確認しておくことをおすすめします。

おすすめの有料ネットショップ開業サービス6選を比較紹介

今度は代表的な有料ネットショップ開業サービスの中から、おすすめを6つピックアップしてみました。表を見ながら確認していきましょう。

カラーミーショップ
(月額有料プラン)
ショップサーブ MakeShop Shopify futureshop ecforce
初期費用 ①②3,300円
③22,000円
33,000円 ①11,000円
②11,000円
0円 ①22000円~
②752,000円
①148,000円
②248,000円
③非公開
月額費用 ①4,950円
②9,595円
③39,600円
27,500円~
※顧客レコード数で変動
①13,750円
※月額払いの場合
②55,000円
①4,850円
②13,500円
③58,500円
※月額払いの場合
①24,000円~
②160,000円
①49,800円
②99,800円
③99,800円
販売手数料 0円 0円 0円 0円 0円 0円
クレジットカード決済手数料 ①3.4%
②3.19%
③2.99%~
3.5〜3.7% ①3.19%~
②3.14%
※MakeShopペイメントを利用した場合(1,100円/月)
①3.55%~
②3.4%~
③3.25%~
※Shopifyペイメントを利用した場合
3.2〜3.5%+1,500円/月 決済代行会社による
ディスク容量 ①5GB
②③100GB
10GB~ 無制限 無制限 ①プランによる(最安プランで2GB~)
②非公開
非公開
商品登録数 無制限 3,000点~ ①10,000点
②50,000点
無制限 ①プランによる(最安プランで50商品) 無制限
登録画像数 ①〜50枚/1商品
②〜50枚/1商品
〜50枚/1商品 〜4枚/1商品 上限不明 ~5枚/1商品
※オプションで40枚
上限不明
デザインテンプレート数 85種類以上 150種類以上 150種類以上 140種類以上 非公開 非公開
機能数 350種類以上 150種類以上 650種類以上 230種類以上 400種類以上 非公開
独自ドメイン
電話サポート
メールサポート
運営会社 GMOペパボ株式会社 株式会社Eストアー  GMOメイクショップ株式会社 Shopify社 株式会社フューチャーショップ 株式会社SUPER STUDIO
上場証券取引所 東証スタンダード上場 東証スタンダード上場 非上場(グループは東証プライム上場) NYSE上場(米) 非上場(グループは東証グロース上場) 非上場

※表内価格はすべて公式サイトを参照し税込表記に統一(2023年7月28日時点)
※表内のドルの円換算は2023年7月28日時点の為替相場で算出
※表内の①〜④はプラン別に対応しています

有料サービスについても各社の特徴をもう少し詳しく解説していきます。

カラーミーショップ(有料プラン)

カラーミーショップではレギュラー、ラージ、プレミアムの3つの有料プランが提供されています。

一番低コストなレギュラープランでも、ネットショップの運営に必要な機能がまるごと搭載されています。
また、オプションでアプリを追加すれば、Instagram販売や卸売EC、越境ECなどさまざまな販売方法にも対応可能です。

カラーミーショップの大きなメリットとしては、個人・法人問わずAmazon Payの利用料が無料であることです。
サービスによってはAmazon Payが導入できなかったり、月額利用料が数千~1万円程度かかったりするため、Amazon Payを利用したい方にはおすすめのネットショップ作成サービスです。

なお有料プランでは電話サポートが受けられますが、手厚いサポートを希望する場合はプレミアムプランがおすすめです。

個別の悩みや課題に対応してくれる経験豊富な専任のECアドバイザーが付くプランで、定期的なミーティングで課題解決のための提案を受けられます。

さらに詳しく知りたい方は、3分でわかるカラーミーショップのサービス資料もご用意しておりますので、ぜひチェックしてみください。

ショップサーブ

ショップサーブは、15年以上にわたってEC作成サービスを提供しています。

特徴は、高速で安定したセキュリティと連携数です。カード不正防止のための3Dセキュア2.0に対応しているほか、サイト証明書は国産のSSL、大手にニーズのあるEV証明書にも対応しています。

APIの連携(他社のソフトやデータとの連携)数も多いので、自社で使っている既存のシステムと連携したい場合などにおすすめでしょう。
他の有料ECサービスと比較すると月々のコストがかかるため、自社の年商を把握したうえでプランを考えましょう。

Makeshop

GMOインターネットグループのMakeshopでは、プレミアムプランに加え、カスタマイズ性やサポートがアップしたエンタープライズプランの2つの有料プランが提供されています。

CSVでの一括登録やクーポン機能など、基本的な機能以外にもショップ運営を便利にする機能が豊富です。

ただし月額利用料が1万円以上からで、ショップの月商によっては赤字となってしまうパターンもあるため、ある程度の月商が見込めるショップにおすすめです。

Shopify

Shopifyはカナダ発のネットショップ開業サービスで、アメリカのECサイトを中心にさまざまな国や地域で利用されています。

Shopifyは海外発のサービスであることから、多様な言語や通貨に対応しており、越境ECを構築しやすい環境があります。

一方、海外のサービスゆえに場合によっては英語が必要になったり、直訳の説明文がわかりづらかったりするということを把握したうえで申し込みましょう。

futureshop

futureshopは、(2021年末時点)2,900の店舗が導入しているECサイト作成サービスです。

集客や優良顧客の囲い込み、外部連携の安定性などを特徴としています。

集客面では、メールで買い忘れをリマインドする機能、優良顧客の囲い込みとしてはVIP会員のためのセール機能などが備わっています。

さらにエンジニア以外でも、UX/UIを修正して動線を改善できる機能などもありますが、それらの機能を使いこなせる人材の確保が必須でしょう。

ecforce

ecforceは、大手企業の利用も多いネットショップ構築サービスです。

特徴は新しい機能を次々と使えること。
毎月、10~20程度の新機能がリリースされ、常に最先端の機能を利用できるようになっています。

ecforceは、ほかのサービスのように決済機能が内製されていません。利用の際は、外部の決済代行業者との契約が別途必要になる点に注意が必要です。

まとめ

ECモールと独自ネットショップの違いや、ネットショップの無料タイプと有料タイプについて解説してきました。

    • ECモールは集客力はあるが費用が高め
    • ECサイトは自由度が高く、費用も抑えられるが集客に工夫が必要
    • ECサイトの無料タイプと有料タイプには損と得の境目がある

といったことについて、理解が深まったのではないでしょうか。

すべてのショップオーナーさんにとって一番のサービスというのはないので、「この部分は譲れない」というものを満たしたサービスを探すと失敗しにくいでしょう。
逆に言えば、「ここはなくてもいい」という部分があればコストダウンを検討するのも賢いやり方です。

ただし、「いざ開業してみたら見込みが大きく外れていた」ということがないよう、ある程度伸び代やリスクも含めて検討を進めてみてください。

この記事を書いた人
佐々木遙

20代女性。ガジェットや各種Webサービス、アプリケーションなど、日常生活をより便利に、快適にしてくれるアイテムや仕組みに関心を持ち、実際に使用・検証した上で、その特徴やメリットを丁寧に紹介しています。新サービスに対する好奇心を原動力に、主観に偏りすぎず、客観的かつ具体的な情報提供を心がけています。当ブログでは、忙しい現代人にとって本当に役立つものは何か、どんな使い方ができるかを読者目線で探り、わかりやすくまとめています。

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